お口の中に取り外し可能な装置(マウスピース)を入れることで、お子さまが無意識のうちに、舌の位置や頬・唇の筋肉のバランスを改善していきます。お口周りの筋肉が正しい力を発揮できるように促し、顎や歯を正しい位置に動かしていく治療法です。
70%〜80%ほどの完成度を目指します!
このマウスピース矯正では、これまでのブラケット装置で100%完璧な歯並びにする治療とは違い、70%〜80%ほどの現実的で自然な良い歯並びと良い噛み合わせを目指す治療です。
学校では付けなくて大丈夫!
マウスピースは、自宅にいる時と就寝時に装着します。日中の生活では装着する必要がなく、取り外せるので歯磨きも簡単で、お口の中をきれいに保つことができます。虫歯にもなりにくいのが特徴の矯正方法です。
歯並びが悪いと・・・
お口の周りの筋肉バランスが悪いと、顎の位置がズレたり、歯並びが悪くなるなどの影響を与えます。
そのお口周りの筋肉を鍛え調和させることで、自然で正しい顎の位置やきれいな歯並びへと改善することができます。
成長期のお子さまに最適です
お子さまの成長に合わせて、無理なく矯正していきます。特に、幼稚園児、小学校低学年生には、最も効果的で、乳歯から永久歯への生え変わりがスムーズになり、お子さまへの負担も少なくすみます。
このプレ矯正のみで、正しい歯並びへと矯正されれば、本格的な矯正治療を行わなくても良い場合があります。(プレ矯正のみで、正しい歯並びに改善されなかった場合は、(ブラケットによる)本格矯正に移行となり、その場合は割引き対象となります)
歯並びや噛み合わせを整えることは、見た目の美しさだけではなく、歯みがきがしやすくなるなど、お口の中のトラブルを減らすことができます。
うちの子に適してるのかな〜?
お子さまの歯の生え方、お口の中の状況を拝見させていただき、最適な矯正方法をご提案させていただきます。お子さまの歯並びで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
適応する症例
● 乳幼児の反対咬合(はんたいこうごう)
下の歯が上の歯より前に出ている状態(受け口)
● 叢生
スペースが足りない、もしくは歯が大きいために、歯が重なって生えている状態(八重歯・ガタガタ・乱杭歯)
● 舌の癖
舌で歯を押しだす等のクセがあると歯並びに影響します。
● 小学生の出っ歯
上の歯が下の前歯よりも著しく前に出ている状態(上顎前突症)
● 鼻の疾患ではない口呼吸
いつも口をポカーンと開けている状態
装着する期間
マウスピースを装着する期間は、数カ月から数年です。(数週間で効果が出る場合もあります。)
マウスピースの装着をスタートしてからは、定期的に通院いただき、1年後に再診断し効果を確認します。
効果があれば、そのままプレ矯正を続けます。残念ながら効果が見られないようであれば、本格的な矯正へと移行をおすすめしています。
プレ矯正のメリット・デメリット
プレ矯正のメリット
● 歯型を取らない
8種類のマウスピースの中から、お子さまのお口に合うマウスピースを選びます。
歯型を取る必要がなく、お財布にも優しいコストパフォーマンスです。
● 装着感が良い
マウスピースは、シリコン由来の柔らかい素材で出来ています。
装着感が良く、お子さまのお口にとっても優しくできているので、嫌がらずに使うことができます。
● 取り外し可能
装着は、夜寝ている時と起きている時(1時間以上)です。日中の生活に支障がなく、食事や歯磨きの時は取り外せるので虫歯にもなりにくい矯正方法です。
● 抜歯の必要がない
基本的に抜歯する必要がなく、熱可塑性(熱を加えることで自由に変形)のマウスピースを使用しているので、顎を広げることができます。 抜歯をして矯正することをかなり防ぐことができます。(症例によっては、抜歯の必要がある場合もあります)
プレ矯正のデメリット
マウスピースの取り外しが簡単なため、お子さまが自分で外せてしまうというデメリットがあります。
プレ矯正を成功させるためには、お子さま自身とご家族の理解と協力が必要です。お子さまに、矯正の大切さをお伝えいただくことがポイントとなります。私たちスタッフも、しっかりとサポートいたします。
また、プレ矯正だけでは、完璧な矯正はできません。よって、更なる矯正が必要な場合、その後の治療ができる技量を持った歯科医師が行わないとなりません。当院では、プレ矯正も行っていますが、全顎的な本格的矯正も行っておりますので、安心してお任せください。
プレ矯正の流れ
1.カウンセリング
お子さまのお口に関するお悩みをお伺いします。どんなことでもご相談ください。
2.お口の中を検査します
お口の中のレントゲンや写真を撮り、お子さまのお口の中の現状を把握します。
虫歯が見つかれば、まずは、虫歯の治療を行います。
3.治療計画のご説明
お口の中の現状を詳しくご説明します。また、カウンセリング時に伺いましたお悩みや要望とも合わせて、治療期間の目安や治療費用などの治療計画をご提案させていただきます。
4.治療開始
マウスピース装着を行い、治療計画を進めていきます。
5.マウスピースをチェック
1〜2週間、マウスピースを装着後、無理な状況になっていないか確認します。
装着についてのお悩みや、不安、ご心配なことなどあれば、お知らせください。
6.お口をチェック
1ヶ月後、お口とマウスピースの状態をチェックします。
7.定期的なチェック
数ヶ月に1度、通院いただきます。
お口の状態を確認し、マウスピースのチェックや調整を行います。
8.治療完了
歯並びが整った後も、後戻りを防ぐため数ヶ月に1度、通院いただきます。
また、きれいなお口を保つために、定期的にメンテナンスに通院いただくことをおすすめしています。
治療費用
ご相談 | 無料です |
---|---|
検査・診断料 | 装置費用に含みます |
装置費用 | 58,000円 |
監視調整料 | 3,000円/回 (通常、月1回程度) |
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※本格矯正に移行の場合は、正規治療費より58,000円割引になります。
※上記金額は税別です。
よくある質問 Q&A
なぜ、歯の矯正は必要なのですか?
歯並びが悪くてよいことは、一つもありません。
噛み合わせも悪くなりますし、虫歯や歯周病のリスクも非常に高くなり、身体と心にも悪い影響を与えると言われています。噛み合わせが悪いと晩年、歯を失うリスクが高まります。力が特定の歯にかかり割れたりする原因にもなります。
いつ頃から始めたらよいですか?
成長期に始めるメリットは、たくさんあります。
幼稚園児〜小学校低学年を目安におすすめしていますが、歯並びで気になることがあれば、いつでもご相談ください。
成人になってからより、お子さまの成長に合わせて矯正を行うほうが、骨や骨格が固まっていないため、よいバランスになりやすいです。
マウスピースは、どのくらいつけていないといけないのですか?
夜寝ている時(就寝時)と、起きている時の1時間以上は、装着が必要です。
マウスピース矯正のデメリットはありますか?
装着時間を確保できないと効果が見込めないこと。すべての症例に適応できないことがデメリットです。
治療期間はどのくらいですか?
お一人、おひとりお口の状態は異なるので、診察前にお答えするのは難しいです。数週間で完了することもあれば、小学校高学年になるまで続くこともあります。
食事のときは、どうしたらいいのですか?食事の制限はありますか?
食事のときは、外してください。食事制限はありません。
痛みはありますか?
個人差がありますが、激痛というよりも、継続的な痛みが少しあります。しかしこれも、数日経つと、気にならなくなります。 もし、とても痛むようでしたら、すぐにご来院ください。
子どもが風邪をひいたときなど、マウスピースを外しても大丈夫ですか?
体調がすぐれない時は、外していただいて大丈夫です。体調が良くなってから再スタートしてください。
本当に歯並びは良くなりますか?
必ず、すべてのお子さまの歯並びが良くなるとは言い切れませんが、プレ矯正は、お子さまの成長を利用した最も効果的かつ負担が少ない矯正方法です。効果があまり見られないようであれば、本格的な矯正への移行をおすすめしています。
もちろん、プレ矯正だけで矯正治療が完了する場合もあります。
医療費控除は受けられますか?
はい、受けられます。
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