これは、アルミナと言う物質を強力な空気圧で吹きかけて、歯を削る器械です。
産業用としては、墓名を刻むのに使われています。一般的にはサンドブラストと呼ばれています。

私は、これを人体に使う事にとても疑問を感じてしまいます。
それは、アルミナの様な、硬いガラスの様な物を歯に吹きかけた場合、周囲に飛び散ったアルミナは歯肉に刺さります。
アルミナは半永久的に溶ける事は無く、そこの歯肉に存在し続けます。
業者は強力なバキューム(吸引装置)で吸い込み回収すると言いますが、歯と歯の間の虫歯を削った場合は絶対と言って良い程に、歯肉にアルミナが飛び散ってしまいます。

アルミナの発癌性その他に付いては詳しく知りませんが、人体に、元々存在していない物質(アルミナ)が新たに残ってしまう事については、長い目で見れば何となく気持ち悪いですね。

日本では、この器械は表向きは、歯を削る道具では無く、歯垢を除去する器械として売られております。
(歯垢を除去する方が、歯肉のそばにアルミナを吹き付ける為にアルミナを歯肉に入れ込んでしまう確率は高いでしょうが、、、)歯垢除去ならば重曹を利用した物の方が絶対に安全です。溶けて吸収されてしまうからです。

厚生省としては、歯垢を除去する道具としての許可であり、歯を削る道具としての認可は出ていない様ですが、エルビウムヤグレーザー等のレーザー類より、遥かに短い時間に歯を削る事が出来ます。しかも!!、あのキーンと言う音はしないのです。
ただし、実際はアルミナの粒が歯肉に飛び散って刺さってしまう事をお忘れ無く。
又、これは削っていると言う感覚が無いので、ぼけっとしていると、歯の中身である歯髄まで、アッと言う間に削れてしまう危険性が有ります。

2020年現在では、インプラント周囲炎の場合に使う場合がありますが、歯の治療では、ほとんど使われていない器具です。

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